西表島干立(ほしだて)集落の節祭(しちまつり)
西表島干立の「節祭」は国の重要無形文化財に指定されている行事です。約500年前から伝承される農作の感謝と五穀豊饒、健康と繁栄を祈願するお祭で、毎年旧暦の10月前後の己亥(つちのとのゐ)の日(新暦だと10月〜11月頃)に3日間かけて行われます。干立集落最大の行事です。
旗頭は干立には3本あります。
浜に旗頭を立てているところ
これから男たち総出のハーリー(船漕ぎ競争)が始まります。
棒術など神様に奉納する芸能
西表島でもここ干立地区にしか登場しない、「オホホ」。オホホーと奇声を発し札束を見せびらかしながら滑稽な動きを見せます。
左からオホホ・ミリク神・獅子のお面。干立のミリク神はキリっとしたお顔立ちです。
奉納の踊り
こちらは夏の神事、「豊年祭」の綱引きの準備。その年に刈り取った稲わらで編んだ綱で大綱引きが行われます。豊作と健康、安産を祈願します。